2025年度前期のNHK朝ドラ『あんぱん』。
やなせたかしさんと妻・小松暢さんの半生を描いた物語として注目されていますが、物語に欠かせない存在が「あんぱん」。
視聴者の中には「このあんぱん、どこのパン屋が作っているの?」と気になった方も多いはず。
実は、パンのモデルとなった木村屋總本店ではないという意外な真相があるんです。
今回の記事では・・・
- 朝ドラ『あんぱん』で登場するパンを手がけている実在のパン屋さん。
- 『あんぱん』に登場するパンを監修した人物
- 『あんぱん』に登場するあんぱんの今後の販売情報
について詳しくご紹介します!
1.物語のパン屋のモデルは木村屋!
まず押さえておきたいのは、『あんぱん』という作品に出てくるパン屋のモデルは「木村屋総本店」であること。
作中では、「美村屋」として登場しますが、
- 銀座のパン屋さん
- あんぱんの創業者(ここは今後描かれると思われる)
- 「美村屋」≒「木村屋」
ここまで共通点があれば、「木村屋」がモデルになっていることは、まず間違いないでしょう。
明治時代、酒種あんぱんを考案し、明治天皇に献上されたことでも知られる木村屋。
ところが、実際にドラマの中で登場するパンを制作しているのは、木村屋ではありません。
では、『あんぱん』に出てくるパンを手がけているパン屋さんはどこなのでしょうか?
2.登場するパンはBakery&Cafe TSUMUGI(つむぎ)
そうなんです!実は『あんぱん』の撮影で使用されているパンは、Bakery&Cafe TSUMUGI(つむぎ)のパンなんです!
監修は、Bakery&Cafe TSUMUGI(つむぎ)の前オーナーである「竹谷光司」さん☆
今このお店は息子様夫婦が2代目として受け継がれているとのこと^^
ではなぜ、竹谷さんにオファーがきたかというと・・・
2-1.竹谷光司さんってどんな人?

竹谷光司(たけや・こうじ)さんは、1948年生まれの北海道室蘭出身のパン職人で、2025年時点で77歳です。
北海道大学水産学部を卒業後、山崎製パンに入社しましたが、ライン作業に違和感を覚え退職。その後、神戸の洋菓子店「フロインドリーブ」の紹介で旧西ドイツ(現ドイツ)に渡り、ペーヒ・ブロート社で3年間のパン修業を積みました 。
帰国後の1974年に日清製粉に入社し、製粉業務部試験課、東京営業部、基礎研究所所長、研究開発本部副本部長などを歴任。
1986年にはベーカリーフォーラムを立ち上げるなど、製パン業界の発展に貢献しました 。
2010年には千葉県佐倉市ユーカリが丘に「美味しいパンの研究工房・つむぎ」を創業し、現在は息子夫婦に経営を譲っています 。
また、2025年放送のNHK連続テレビ小説『あんぱん』では、昭和初期のパン作りを忠実に再現するため、出演者への製パン指導や劇中のパン提供を担当し、リアリティのある演出に貢献しました 。
竹谷さんは、パン職人のバイブルとされる『新しい製パン基礎知識』の著者としても知られ、半世紀以上にわたり製パン技術の向上と後進の育成に尽力してきた、日本の製パン界を代表する人物です。
昭和初期が舞台となった『あんぱん』で、当時のリアルなパンを再現するために、当時のパン事情にも精通している竹谷さんにオファーがかかったんですね!
2-2.Bakery&Cafe TSUMUGI(つむぎ)の店舗情報
店名:つむぎ(TSUMUGI)
住所:千葉県佐倉市ユーカリが丘4-8-2 ユーカリが丘駅
営業時間:8:30~19:00(L.O.17:00)
定休日:月曜日、日曜日
電話番号:043-356-4353
座席数:25席
(テーブル10席、カウンター5席、テラス席10席)
アクセス:京成本線 ユーカリが丘駅北口から徒歩0分
ユーカリが丘駅から46mのところに駐車場有
2-3.ゆずあんぱんの今後の販売予定情報
気になるのが「ドラマに登場したあんぱん、実際に食べられるの?」という点。
※もちろん通常のあんぱんは販売されており、売り切れ続出の超人気商品になっています!!
現時点では、「ゆずあんぱん」はTSUMUGI店舗での販売は未定ですが、ドラマ人気を受けて、限定販売やコラボイベントが企画される可能性も。このような案内がありました☆
また、NHKのイベントや全国物産展などで、ドラマと連動した“再現あんぱん”が販売されるケースもあるため、今後の公式情報に注目です!
3.やむおじさんは木村屋3代目がモデル ※関連記事あり
なお、ドラマに登場するやなせたかしさんの兄「屋村草吉(やむら・そうきち)」、通称“やむおじさん”は、木村屋三代目・木村儀四郎さんがモデルとなっている可能性が高いです。
まとめ
- 『あんぱん』のパン屋さんのモデルは、「木村屋」である可能性が非常に高い。
- 『あんぱん』に登場するパンは、千葉県佐倉市にある「つむぎ」のパン
- 『あんぱん』のパンの監修は、「つむぎ」の前オーナーである竹谷光司さん
いかがだったでしょうか?
様々な話題を呼んでいる朝ドラ『あんぱん』ですが、実際のモデルや登場するパンに興味をもった方も多く、この記事を読んでいただいたあなたもその一人だと思います^^
ちなみに、竹谷さんはオファーを受けた際に「パンじゃないパンを作ってくれ」と依頼され、「パン屋に注文する内容じゃないでしょ!」と憤慨したそう。
パン作りに対する想いの強さが伝わってきますね☆
そんな竹谷さんの想いもつまって、『あんぱん』という魅力的な作品が作り出されているのだと思います。
これからも、『あんぱん』、「つぐみ」、竹谷さんを応援したいと思います!
最後まで読んでいただきありがとうございましたm(__)m
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